Daily Archives:2014年11月9日

「筋膜」というリボンをほどく

9 11月 , 2014,
渋谷知弘
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筋肉ではなく筋膜。

あまり耳にすることがない単語ですが実はこれ、とても面白いのです。

身体を動かす為にあるのが筋肉だとしたら、筋膜は身体を張力で支える紐(リボン)のようなもの。そしてそれが身体の様々な動きと絡み合い、連動し、影響しあうのです。さらに興味深いことにこの筋膜は東洋医学の「経絡」と走行がそっくり。東洋医学は五臓六腑の名がそれぞれ冠した経絡があります。これが線路みたいなもので、「経穴」(ツボ)は路線の駅のようなものです。ここを軽く皮膚刺激するだけでも体調が変化します

私事ではありますが、福岡と大分で7年間、普通の整骨院ではなく鍼灸整骨院に勤務しておりました。自ずと東洋医学に触れる機会が非常に多く、筋膜と経絡が似ていると知ったときに親しみを覚えました。

当院では筋膜の張力を適切に戻し、身体の連動機能を回復させることを目的とした施術を行います。その際に東洋医学の陰陽五行論に基づいた陰陽交叉治療をベースに行います。新しい西洋医学の知識だけでなく、先人たちの教えが詰まった昔の東洋理論を組み合わせることにより最大限の治療効果が出せると信じ、日々精進を続けています。